〈筆記試験がなくなる?〉2021年の大学院入試について

大学院入試対策

 2021年度入学のための、今年2020年に行われる大学院修士課程の入試について、さまざまな研究科から続々と入試方式の変更のアナウンスがなされてきています。人・場合によっては、例年以上に有利な結果に終わることも可能かもしれないため、ここでその情報をまとめておきます

 ※2022年度入試についても、以下の特徴は大きくは変わらない可能性が高いです。もちろん研究科によりますので、色々と情報収取をしてみてください!

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筆記試験が無くなる!?

 昨今の情勢を鑑み、多くの研究科において、一次試験である筆記試験がなくなり、提出した書類等のみで二次試験への通過者が決まるような措置がなされるようです。これまでの一次試験では、外国語科目や専門科目についての試験がなされていました。今回のこのような方式の変更は、特に本番の筆記試験に弱いようなタイプの受験者の方には、もしかすると有利に働くかもしれません。

 ただし、その代わりに、例年提出していた書類に加えて、何らかの書類を追加で作成し提出することを課す研究科が多そうです。おそらくですが、専門科目試験ができなくなったことの代替として、何らかの専門的知識を問えるようなものになるのだと思います。

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面接もオンラインに!?

 一次試験を突破すると、たいてい二次試験として面接がおこなわれます。今年に関しては、これもオンラインでの開催が決定している研究科もあるようです。例年であれば、大体の研究科において、受験生一人に対し、数人の教員が面接をするけいしきになるので、そういう意味ではオンラインの方が緊張感などはあまりないかもしれません。

 しかし、オンラインであっても緊張はしますし、答える内容がオンラインになったから非常にレベルアップするというわけでもないので、しっかりと対策をすることは重要です。特に、おそらく柔軟に対応はしてくれると思いますが、途中で不具合が起きないように、出来るだけネット環境やオンライン通話が出来る環境の整備はしておいた方がいいと思います。

 この点については、現役生は学部の授業もオンラインなどに移行していることも多いと思うので対応が割と出来ると思いますが、社会人などの立ち位置から入試に参加する方の方が、人によってはオンライン形式の導入が難しく感じるかもしれません。夏の入試は早いところだと大体8月中旬ごろから始まりますので、まだ時間はあります。準備を万全に整えていきましょう。

倍率や難易度は変化するのか

 方式の変更に伴い、倍率や難易度は変化するのでしょうか。どちらの項目にせよ、実際に終わってみてからじゃないとわかりませんが、私個人の意見を言えば、もしかすると人によっては合格しやすくなるかもしれないと予想しています

 1次試験で課される筆記試験は、形式や体裁は大学の期末テストのような問題なことが多いですが、範囲が「○○学」の全体であることが、期末テストなどとのもっとも異なるポイントです。範囲が非常に広いため、きちんと勉強していてもなお、よく分からない問題が出てくることも多くあります。それが小問レベルなら何とかなりますが、大問レベルで出てこられると、大幅に点数が下がってしまう原因になりかねません。

 その意味では、筆記試験が、事前に自分で作成できる書類に変更されるというのは、そこそこ難易度が下がるような気がします。ただ、それはどの受験生も同じことなので、ここで有利になる人は、「仮に筆記試験をやったとして、そこにその人がよく分からない問題が頻出することになった人」です。これに関しては、実際にやってみないとわからないため、誰がこれに該当するのかは判断できませんが、試験が終わってから、「もしかすると例年の形式では受からなかったかもな」と回想する受験生が出てくることは確かだと思います

 いずれにせよ、受験生側からしたら、例年の方式よりは準備がしやすくなっていることは事実だと思うので、その分、要求される書類たちのレベルを上げていきましょう。

おわりに

 入試がこういった方式での開催となる以上、例年以上に多くの研究科を受験することが、負担でなくなる可能性も高いです(もちろんその分、受験料などはかかりますが)。特に自分の住む場所以外の大学の大学院を受ける人にとっては、色々な部分を節約できることも事実でしょう。今年の受験生は様々な部分が大変だったり、不安に思ったりすることもあると思いますが、その分、もしかすると合格しやすくなる可能性も無きにしも非ずですので、みなさんぜひ頑張ってみてください!

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