【2021年】大学院に行きたい人に必要なコツ7選

大学院入試対策

 私は文系大学院、中でも社会学系の修士課程入試を経験したことがあります。私の場合は通っていた大学ではない、別の大学の大学院に進学しました。この記事では、文系・理系問わず、大学院への入試に関するポイント知っておいて損はない情報などを紹介します。

 需要はあまりないかもしれませんが、しかし、ピンポイントのある一定の人々にとって、これがそれなりに有益な情報になることを祈っています。今回は導入編ということで、大学院入試に伴う流れを追いながら、それぞれのポイントを見ていきましょう

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①志望校を決めよう

 大学院への進学を決めたのなら、まずしなければならないのは、志望校を決めることです。志望校は大きく分けて2種類あります。自分の今行っている(もしくは行っていた)大学の大学院に行く場合と、別の大学の大学院に行く場合です。もし今ゼミなどに所属している場合は、今の指導教員ともよく相談しながら、志望校を決めるのがいいと思います。

 特に、別の大学院に行くのならば、 自分の専門領域をカバーできる教員を見つけることが出来るか、が重要です。大学院入試では、大学のネームバリューで大学院を選ぶというより、どんな教員がいるかという観点の方が大切だからです。また、その先生の人間性を判断することも、また重要になります。

 これに関しては、より詳しく書いた記事がありますので、よければご覧ください。志望校の数などについても考えています↓

  

   

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②説明会や研究室訪問に行ってみよう

 志望校が決まれば、そこの説明会に行ってみましょう。説明会の日程は、大学院のホームページなどに掲載されています。なお、大学院のホームページは、見づらく、更新もあまりされていない、というような状況なことが多いです。そのようなときは、大学自体のホームページ内にある「入試関連」のページに乗っていることもあるので、そちらも見てみるようにしましょう

 説明会では、その時に参加している教員との個別面談の時間が設けられている場合が多々あります。もし、お目当ての先生がいれば話しかけに行ってみましょう。しかし、個別面談は他の参加者の方との兼ね合いもあり、そこまで長々とは先生と話すことが出来ません。

 もし本当に将来的にその先生にお世話になるつもりなら、一度、その先生の研究室を訪問してみることをお勧めします(いわゆる研究室訪問です)。研究室を訪れたら、実際に自分がいま取り組んでいる(取り組んでいた)卒論のことや、修士課程でどんなことをやりたいのかなどを、その先生と話すことになります。

 その際に聞いておいた方がいいことなどは、下の記事でまとめてあります。いまから研究室訪問を控えている方などは、一度読んでみてください↓

  

  

③過去問を入手しよう

 大学院入試にも、大学入試と同じように、”過去問”が存在します。しかし、大学入試の時のように”赤本”みたいなものがあるわけではありません。

 どこで手に入れるのかというと、大学の生協で販売されていたり、ホームページで公開されていたりするところもあれば、説明会に行かないと過去問をもらえない、というところもあります。過去問の入手方法については、もし調べてもわからなさそうだったら、早めに大学院側に問い合わせてみることをお勧めします。

過去問の対策は、どんな感じ?

 では、大学院の入試では、どのようなテストを受けることになるのでしょうか。いろいろなバリエーションはあると思いますが、だいたいの研究科で、英語と専門科目のテストをそれぞれ受けることになります。

英語の試験

 英語のテストは、TOEICやTOEFLなどの外部試験を使うところや、独自のテストを作成しているところもあります。正直、これらは試験の形を覚えることが出来れば、それなりに点数が取れます。そのためには、それなりに専用の勉強が必要です。

 英語試験の対策(独自試験、TOEFL、TOEIC)を、実際に使っていた教材の紹介をしながらみていく記事もあります。英語試験の対策として何をやったらいいかがわからない方は、ぜひご覧ください!

  

  

専門科目の試験

 専門科目のテストは、基本的には論述がメインです。ただ、論述といっても、長々とした論述を数題課すところもあれば、小・中規模の論述をそれなりの数だしてくるところもあります。ざっくりとしたイメージとしては、大学の授業の期末テストみたいな感じです

 出る範囲などは、最初から指定されているところや、参考文献などが示されているところもありますが、多くの研究科で、何がどこから出るかは公表されていません。私の体感では、その科目の基礎的な部分と、その研究科に所属する先生の専門分野から出ることが多いように思いました。特に、その教員が近年ハマっている分野(領域)・人名・手法から出ることもあります。なので、学問領域に限らずいえることは、受ける研究科に属する先生たちの著書や最近の論文には目を通しておくことをお勧めします。

 過去問の入手方法や対策については、下の記事でも詳しく紹介しています!これから過去問を入手する、もしくは過去問に手を付けようかなと思っている方は、ぜひ読んでみてください。

  

  

④出願してみよう

 大学院入試の出願で気を付けるべきことは、いろいろなものがバラバラだ、ということです。まず、出願に必要な書類も、研究科ごとに違います。願書(志願票)の数、要求される写真のサイズ、研究計画書の文字数、返信用封筒の有無・・・。それぞれについて、どの研究科では、なにが、どれくらい必要なのか、ということを、しっかりと募集要項などでチェックしておきましょう。

 また、その書類の送り方も、研究科ごとにバラバラです。速達で出すか/出さないか、簡易書留(普通書留)を付けるか、付けないか・・・。これに関しても、しっかりと募集要項で確認した方がいいと思います。さらに、締め切りが、必着なのか消印なのかもバラバラなので、ここも注意しておきましょう。

⑤研究計画書を書こう

 この出願書類の中で、一番面倒、かつ頭を悩ませるのが、研究計画書です。これに関しては、その分野や領域ごとに、要求されているものも違いますし、そもそもこれの書き方に関しては、すでにネット上でも多くの(多すぎるほどの!)情報を見つけることが出来ます。

 なので、ここでは研究計画書を書く上で、気を付けたほうがいいと思われる部分を、3つ紹介します。それは、いったい何を明らかにしたいのか、を明らかにする、・それが分かることで、社会を生きるすべての人たちに、どんなメリットがあるのか、を考える、・しっかりと、かつ簡潔に書くです。

 特に文系の院に進む場合は、これらについて考えることがより重要に思われます。この3つのポイントも含めた研究計画書のコツや出願については、以下でも詳しく紹介しています。出願書類を準備しよう!という方や、研究計画書を書かなきゃ!という人は、必見です。

  

  

⑥入試本番でのコツ―筆記試験

 さて、とうとう本番がやってきました。入試本番である筆記試験や面接では、何を気を付ければいいのでしょうか。

 筆記試験で一番意識したいのは、”書きっぷり”です。専門科目の筆記試験では、それなりに難しいことも多く出題され、ぶっちゃけよくわからないことについて聞かれることも多々あります。しかし、大学院の専門科目の試験は、絶対に白紙で提出してはいけません!もしかすると何かのポイントが部分点で加算されるかもしれないからです。その時に大事になってくるのは、”書きっぷり”です。全く知らない問題でも、さも知っているかのように書く。どうせわからない問題なのだから、せめて良い”書きっぷり”で書いて、部分点をもらえたらラッキー。そういう精神で、少しでも多くの点数を稼いでいきましょう。

⑦入試本番でのコツ―面接

 面接で一番意識したいことは、ずばり”実直さ”です。面接では研究計画書の内容などについての質問がバシバシ飛んできます。正直、鋭い質問ばかりだと思います。というのも、一介の学部生が書いた研究計画書なんて、穴だらけ(穴しかない!)からです。

 しかし、これはどの受験生も一緒。ここで大事なのは、鋭い質問や批判に対し、素直に、しかし堂々と答えること。わからないことは「わからない」とはっきり言い、しかしそのあとで、それについて勉強をしていくともに、将来的にその観点も自分の研究に織り込んでいきたい、といったように受け答えできると、とてもいいと思います。下手にうそをついて見栄を張ると、どんどんわからない質問が飛んでくるかもしれないし、それが原因で余計焦ってしまった空回りしたり、あまりいいことがありません。

 筆記試験や面接の際に、さらに気を付けたほうがいいことに関しては、下の記事にも載せてあります。試験直前のあなた!ぜひ見てみてください。

  

  

さいごに

 このサイトの記事が、一人でも多くの受験生の、ちょっとした参考や励みになればいいなと、割と本気で思っています。Mr.ロングくんは、全力であなたを応援しています。 一緒に頑張りましょう。

 また、私の場合は専門は社会学という学問でした。どんな教材を使って勉強していたかなどは、↓の記事で紹介しています。もし、社会学で院試を受ける人がこれを見ていたら、ぜひ下の記事も読んでみてください。

  

  

 

 

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